佐藤嗣麻子監督、「アンフェアは本当に“the end”。ふたりで新しいジャンルはあり得ます」
(Photo:cinemacafe.net)
検挙率ナンバー1、バツイチ、子持ち、大酒飲み、そして無駄に美人――篠原涼子さん演じる女性刑事・雪平夏見の活躍を描く『アンフェア』シリーズが、その最新作『アンフェア the end』で完結した。このほど同作のブルーレイ&DVD発売にあたって、同シリーズの育ての親にして篠原さんとは“戦友”関係と言っても過言ではない佐藤嗣麻子監督がインタビューに登場!篠原さんとの10年、『アンフェア』シリーズとの濃密な10年について聞いた。
2006年、当初は連続ドラマとして幕を開けた「アンフェア」。同シリーズが完結した今、「うれしいです。ほっとしています」と意外にも(?)清々しい表情を浮かべる佐藤監督。それもそのはず、同シリーズは先が読めないミステリアスな展開が毎回の特色で、陰謀と裏切りに彩られた先読み不能のストーリー展開が、ファンの圧倒的な支持を得たからだ。「シリーズ中は張っている伏線などを、ストーリーの“つじつま”が合うように常に覚えていなければならないことが多く、本当に大変でした。忘れていいと思うと、気が楽で(笑)」。
2006年に連続ドラマとして幕を開けて以降、スペシャルドラマ、劇場版2作と作品世界は広がり、2015年の“the end”まで10年間、気が休まる暇がなかったからだ。