【独女のたわごとvol.18】指南書通りにはいかない!?全てを手に入れる美人妻の正体…『女が眠る時』
(Photo:cinemacafe.net)
まだまだ寒い日は続きますが、厚手のコートから薄手のコートへ、ブーツからハイヒールへ、ダーク系からパステル系へ、街を歩いていても春らしさを感じ始めるそんな季節がやってまいりました。街が明るくなれば四十路の心も明るくなるようで、年末の恋の傷も徐々に治りかけています。…が、半月前にその人に渡そうと思ってかなり前から注文していたお取り寄せチョコレートがうっかり届き、塞ぎかけた傷口が少しだけ開き、悲しいかな、そのチョコレートを1人でぺろりと平らげてしまった女、古山エリーです。今宵もたわごとお付き合いくださいませ。
世の中には“しあわせになるための○○なコト”を綴った恋愛&人生の指南書が山のようにあります。四十路を迎えた今はあまり読まなくなりましたが(今も読んでいたらそれはそれで問題…)、迷える20~30代は似たような本をあれもこれも読みあさりました。現在は、迷えるというより深い落とし穴から出られない感じです(それも問題…)。
それらの指南書には、仕事も恋愛も何もかもは“同時”には手に入らない──的な言葉が綴られていて、当時の私にどれだけ勇気を与えてくれたことか!そのおかげで(そのせいで?)