安藤サクラ主演『百円の恋』、日本アカデミー賞受賞を記念した凱旋上映が決定!
(Photo:cinemacafe.net)
3月4日(金)に発表された第39回日本アカデミー賞にて足立紳が最優秀脚本賞、安藤サクラが最優秀主演女優賞を受賞した『百円の恋』。このほど、本作の受賞を記念した凱旋上映がテアトル新宿で実施されることが決定した。
斎藤一子(安藤さん)は32歳にもなって、働きもせず実家に引きこもり、自堕落な生活を送っていた。ひょんなことから妹の二三子と大ゲンカになり、家を出ていくと見栄を切ったものの、あてもお金もない一子は、100円ショップの深夜労働を始めた。ある日、<青木ボクシングジム>でストイックに練習をする一人の中年ボクサー・狩野(新井浩文)が100円にショップに訪れる。
狩野から、「断られなさそうだから」という理由でデートに誘われた一子は、狩野の引退試合で初めてボクシングの試合を見る。強い羨望を抱いた一子は、悔しさと情けなさと怒りを、静かにぶつける様に、どんどんボクシングにのめり込んでいく。「百円程度の女」だった自分を奮い立たせるために。
そこに見出したのは、仄かだが、確かな希望だった。
2014年12月20日にテアトル新宿での公開以降、第88回アカデミー賞外国語映画部門の日本出品作品への選出をはじめ、国内外数々の映画賞に輝き異例のロングランヒットを記録した本作。