くらし情報『マシュー・マコノヒー、自身の哲学を明かす…「とにかく生き続けろ」』

2016年4月13日 21:30

マシュー・マコノヒー、自身の哲学を明かす…「とにかく生き続けろ」

青木ヶ原の樹海を舞台にしているとはいえ、“自殺の映画”ではないと断言する。「この映画を気のきいた宣伝文句で売り込んでも、相手はこう言うだろう――『ああ、自殺の映画か』。だが俺なら、そうじゃない、これは生きる勇気を与えてくれる映画だ、と返すね」。

その真意はというと、「俺にとっては、俺自身の哲学“とにかく生き続けろ(Just Keep Living)”にぴったり当てはまるんだ」と語るマコノヒー。「『追憶の森』は、人生を肯定するドラマであり、たくさんの観客が自分たちの人生について自問するきっかけになるはずだ。それもポジティブな意味でね」。

また、本作を“詩的”だとも表現する。「この作品は精神的な世界を扱ってるんだ。
観た人は誰しも映画館から出て駐車場に向かう間に、これはいったいどんな映画なのか、タクミとは何者なのか、アーサーの魂なのか、それともジョーンの魂なのか、あの森はほんとに存在するのか、そういう自分なりの話をし続けて思索にふけることになるだろう。すべての崩壊を経験してやっと救いにたどり着ける。これは生存を賭けた執念の物語でもあるんだ」。

『エレファント』(‘03)や『ラストデイズ』(’05)

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