2016年5月18日 20:05
【インタビュー】中村ゆり、『ディアーディアー』は「何かのせいにして生きてきた大人たちの物語」
だから、そういう象徴なのかなって思いました。観る人それぞれ、いろいろな意見があって面白いです。人が生きるって、頑張っていないと続かないことなんですよね。恵まれていても貧しくても、それぞれが何かを抱えているものじゃないですか。だから、こんなどうしようもない人達でも映画の主人公として描かれていいと思うんです」。
この映画、出てくる人皆、聖人君主は一人もいない。ボンクラとまではいかないまでも、そういう人間のおかしみ哀しみなどを観ていると、自分も含めて優しく認めてあげたい想いが自然とあふれてくる。
「この映画に出てくる人たちはダメな大人なんですけど、オフビートのなかでクスッと笑える瞬間もあると思うので、そういうところも楽しんでもらえればいいなって思います」。
ヘアメイク・衣装クレジット
ニット¥27,000(JOHN SMEDLEY)
パンツ¥23,760(muller of yoshiokubo)
スタイリング:阪上秀平
ヘアメイク:藤田響子
(text/photo:Takashi Tokita)
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