佐藤浩市、緒形直人が父の日に三國連太郎、緒形拳の思い出トーク!
佐藤浩市、緒形直人、永瀬正敏が6月19日(日)、映画『64-ロクヨン-』の前後編イッキ見上映後の舞台挨拶に登壇。“父の日”とあって、三國連太郎、緒形拳という偉大な名優を父に持つ佐藤さん、緒形さん、その2人と共演経験もある永瀬さんが熱く語り合った。
横山秀夫の傑作サスペンスを映画化した本作。昭和64年に起きた未解決の誘拐殺人事件、現代に起きたその模倣事件を通じ、真相に加え、警察内部の軋轢、子供を持つ父親の心情などが丹念に描かれていく。
佐藤さん、緒形さん、永瀬さんは、意外にも3人とも初共演。それぞれに感想を聞かれ、佐藤さんは「永瀬くんとはドイツで『箱男』という映画を撮る直前で中止になり、緒形くんとはお父さん(=緒形拳さん)と『魚影の群れ』でお世話になってて、撮影現場に中学くらいのときの緒形くんが遊びに来たことがあって」と“因縁”を明かし「共演してみて感慨はあったけど、出自や出生とは関係なく、“共通言語”があった」と満足そうにふり返った。
緒形さんは「やっと浩市さんとご一緒できると本を読んだら、(役柄の関係性もあって)『これは現場でしゃべれねーじゃん!』と(笑)。共演してみて安定、安心、柔軟性を兼ね備えてて、どう当たっても返ってくる。
大ベテランとご一緒してる感じでした」と語ったが、すかさず7歳差の佐藤さんから「まだ若手だと思ってる?」とツッコミが。
さらに緒形さんは「永瀬さんもこういう役なので話せなかったけど、マネージャーさんを介して『距離を置かせていただきます』と言っていただき、繊細で、雨宮はこの人しかいないなと思いました」と語った。
永瀬さんは、デビュー作『ションベン・ライダー』の監督が、佐藤さんが先に挙げた『魚影の群れ』の監督でもあった相米慎二監督だという縁もあり「僕にとっては浩市さんはスペシャルな俳優さんで、やっとご一緒できました。緒形さんも同世代で映画は見てたし、やっと一緒の現場に立てると思いました。緒形さんには最初(顔を合わせて)、『あ』と手を挙げた自分がいて(苦笑)、イカンと思って『終わったら』と言ったのを覚えています」と役になり切るがための現場での苦悩を明かし「次回は『浩市さん!緒形さん!』と言える現場がいい」と語っていた。
父の日ということで、父・三國さんの存在について聞かれた佐藤さんは「ひと言ではとても言えない。三國連太郎が僕を育てた」と語る。一方、緒形さんは「父親としか見てなかったです。
子供が見れるような映画に出てなかったので(苦笑)。メイクを落とさず帰ってきて、どこで浴びたのか返り血で赤くなってて…。そういう父を見て友人は凍り付いてましたし、迷惑しました」と苦笑交じりに語った。
その2人と共演した永瀬さんは「お二方ともデカい方でした。三國さんは、こんな若僧にもいろいろお話してくださり、緒形さんには直筆の手紙をいただき、いまも大切にしてます」と嬉しそうに語る。
瀬々敬久監督は「後編の終わりのシーンでは、三國さんと緒形拳さんが戦っているように見えました」と賛辞を贈った。
『64-ロクヨン-』は前後編ともに公開中。
(text:cinemacafe.net)
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