くらし情報『【特別映像】ルーク・エヴァンス、撮影中記憶をなくす!? 『ハイ・ライズ』』

2016年8月7日 10:00

【特別映像】ルーク・エヴァンス、撮影中記憶をなくす!? 『ハイ・ライズ』

エヴァンスは、彼のことを調べ尽くし、インタビュー映像を見るなど研究して、切り取られたその人生の欠片をワイルダーの人格に溶け込ませていったという。

また、ラングとの関係については、「2人には共通点はあまりなく、社会的な階級、仕事、性格もかなり違う。だけど、なぜかお互いを尊敬してる。何かを決断して始めようとするとき、全く違う2人のようで実は似てることがわかる」と分析、演じるヒドルストンについても「かなり異なる個性の持ち主がセットでぶつかり合うところが面白かった」とふり返っている。

そんな彼が最も気に入っている場面として挙げるのは、クライマックス前のワイルダーが常軌を逸した行動をとるシーン。「俺の名前はリチャード・ワイルダー」とカセットテープに吹き込む場面を撮るために6分間繰り返し言い続けたそうで、ウィートリー監督から「動物のようにイカれた人になれ」と衝撃の指示を受けたことを明かす。エヴァンスは途中で“自分のなかではもう十分だ”と思い、カットがかかるのを待ち始めたが、いっこうにカットはかからず、その後、記憶がなくなってしまったとか…。

「自分でも衝撃的な体験で、興味深い感覚だった」とふり返る、この場面のワイルダーのもはや知性も理性もない“獣”のような姿は、もはや演技の粋を超えた必見のシーン!マンション崩壊の鍵を握るこの人物にも要注目だ。

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