【インタビュー】細谷佳正、『デジモン』ED歌うことへの“不安”と“期待”「ただただ一生懸命歌った」
だから第1章のアフレコのときは、気を張ってる部分がありました」と、キャスティングについても不安な気持ちがあったそう。
「でもその後、参加させてもらったデジフェスというイベントで和田光司さんの手紙が読まれて、会場には色々な年代の方がいらっしゃっていたんですけど、すごく涙している方が多かったんです。そのときに、好きなアニメが最終回になって、泣いていた自分の子どもの頃を思い出して、あぁ、こんな純粋な方たちが見てくれているんだなと思ったら、第2章からプレッシャーに感じ始めました(笑)」。
様々な思いを抱いて挑戦したEDテーマ「僕にとって」。細谷さんは本楽曲をこう分析する。「いままで自分が関わらせていただいたキャラクターソングというのは、セリフだったり展開だったりを直接的に歌詞にしたものが多かったんですけど、『僕にとって』はそうではなく、ストーリーの大きな流れを歌詞にしていると思ったし、具体的に語り過ぎてないところが多くの人に共感していただける曲になっていると思います」。
「キャラクターソングだけど、劇場のスケールに合わせた音質にもなっていくだろうから、そこは楽しみではありますね」と仕上がりに期待を寄せつつ、「デモを聴いたときにとても楽しい気持ちになったので、ただただ一生懸命歌って、その思いが伝わればいいな、響いてくれたらいいな」