2016年9月11日 14:30
【インタビュー】広瀬すず&山崎賢人 刺激し合い見せる役者の意地『四月は君の嘘』
一方、広瀬さんは自他共に認める負けず嫌いな性格が功をなした。「“賢人くんは1時間練習して休んでいるよ”って聞くと、よしっ!ここで差をつけちゃえーって、休憩はいりません!と言って頑張りました(笑)。練習中、もう無理…と思うこともありましたが、一度やると決めたことを途中で止めるのは許せない性格なので、絶対にやってやろうって」。自由に、生き生きと、楽しそうにヴァイオリンを奏でるかをりに観客は惚れるだろう。
2人揃う演奏シーンについては、監督がOKを出しても「もっと行けます!」「私も!」「僕も!」と撮影現場はつねに熱気に包まれていたそうで「セッションは本当に興奮しました、緊張もしました」とふり返る。
「お芝居と演奏が重なる高揚感をリアルに感じることができました」と語るのは広瀬さん。「撮影の直前まで、どうしよう…どうなるんだろう…と不安を感じていても、いざ本番になると自然と入り込めました。その感覚はとてもリアルで興奮しましたね。
賢人くんのピアノに向かったときの座り方、演奏の仕方がものすごく様になっている。なのに私は、自分が思い描く格好良さを出せていない…そういうときはすごく悔しかったです…」。