「クリミナル・マインド」マシュー・グレイ・ギュブラー、“監督”として語る大林宣彦からの影響
面白いけど失敗するかもしれないエピソードができたとき、“よし、マシューに監督させよう!”となるんだろうね(笑)。そもそも、僕たちキャストはいろいろな決定の場にかかわらせてもらっているし、脚本家たちともすごく仲がいい。こうして監督するようになる前から、プロデューサーや脚本家たちの一部だったとも言えるんじゃないかな」。
「僕は物語を語りたい。俳優としても語れるけど、監督の場合はよりパーソナルな視点で語ることができるし、カメラを向ける側にいると居心地がいいんだ」とも話すマシュー。敬愛する監督は、大林宣彦をはじめ、アルフレッド・ヒッチコック、コーエン兄弟、ジョン・ウォーターズ、トッド・ソロンズ、デヴィッド・リンチ、ウェス・アンダーソン、ヴィンセント・ギャロなどなど、「全員の名前を挙げるのは無理!」というほどたくさんいるそう。ちなみに、やはりマシューが監督したシーズン8第20話「錬金術」は、大林監督が70年代に手掛けた『HOUSE ハウス』に影響を受けているとのことです。
では、マシュー監督の目に、今いる日本はどう映っている?最後に聞いてみました。
「日本と僕の住むアメリカでは、光(日の光)が違うと思う。