2016年9月15日 17:00
【インタビュー】ジェイデン・スミスが「ゲットダウン」で体現するヒップホップの精神
ほかのメンバーも、ブーブーは女の子について、ララはスキニーなファッションについてラップしてる。エゼキエルは詩人であることについてラップするんだ」。
最近はめっきりフランク・オーシャンのニューアルバム「Blonde」に夢中だというジェイデンだが、近々アルバムのリリースや、世界中のひとがアイデアを共有することができるアプリのローンチも予定しているのだという。そんな彼が考える、ヒップホップの精神とは?「反抗だよ!でもそれと同時に、誰かに伝えること、表現すること、優しく、知的であることも大事なんだ」。
「僕はこの世界がよりよくなるために貢献したいと思っている」。そう語るジェイデンの言葉は、表現することに対するまっすぐな気持ちと、アーティストとしての気概に満ち溢れていた。そしてそれは、彼の名前の前に語られがちな“ウィル・スミスの息子”であるという言葉に頼ることのない、一人の表現者としての逞しさを感じることができる。1977年に生きる青年を演じた彼は、現代に生きる観客へ力強く語りかける。
「1977年、サウスブロンクの人々が、2つのターンテーブルと2枚のレコードで新しいものを生み出したんだ。2つのものを組み合わせることで、全く新しいものが作り出せるんだよ。