2016年10月8日 13:40
浅野忠信、人生初舞台挨拶を前に緊張気味の新人女優をさらに緊張させる!?
カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で審査員特別賞を受賞した深田晃司監督、浅野忠信主演の『淵に立つ』が10月8日(土)に公開を迎え、深田監督、浅野さんをはじめ、共演の筒井真理子、古舘寛治、太賀、篠川桃音、真広佳奈が上映前の舞台挨拶に臨んだ。
近年、二階堂ふみ主演『ほとりの朔子』平田オリザの戯曲を映画化した『さようなら』など話題作を世に送り出している深田監督の新作で既に世界20か国での配給が決定した本作。ごく普通の郊外の一家が、ある男の出現によって翻弄され、崩れ落ちていくさまを通して“家族”を問い直す。
主演の浅野さんは本作の出演について「一番大きかったのは、深田監督との出会い」と語る。カンヌ国際映画祭での受賞時には「我々は妥協することなく、この映画に挑みました」と語ったが、改めて「どの作品も妥協なくやってはいますが、これだけスタッフ一丸となってやれたという感覚を持てることはなかなかないと思います。その意気込みを受けて、イメージを膨らませたり、アイディアが出てきたりして、それがどんどん大きくなっていきました」と充実した表情で手応えを口にした。
また一家の妻を演じ、海外でもその演技が絶賛され、今年の国内映画賞レースのダークホースとも言われる筒井さんは「こそばゆいです。