2016年10月11日 19:30
【予告編】フェンシングの名選手と子どもたちが希望を取り戻す実話…『こころに剣士を』
かつてのフェンシングの名選手と子どもたちとの交流と絆を描き、第73回ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞にノミネートされたフィンランド映画『こころに剣士を』(原題:THE FENCER)が12月24日(土)より公開される。このほど、その待望の予告編が解禁となった。
舞台となるのは、1950年初め、バルト3国の1国、エストニア。第2次世界大戦中はドイツに、大戦末期はソ連に占領され、2つの国に翻弄された人々は鬱屈した生活を強いられていた。父親は兵士に取られ、母親は働きに出て、子どもたちは放っておかれ、誰もが下を向いてひっそりと暮らしていた。そんな日常に、まっすぐに相手と向き合い、必要とあれば立ち向かっていくフェンシングというスポーツが、元フェンシング選手のエンデル・ネリスによってもたらされる。
ソ連の秘密警察に追われるエンデルは、小学校の教師として田舎町ハープサルにやってきた。やがてエンデルは課外授業としてフェンシングを教えることになるが、実は子どもが苦手。
そんなエンデルを変えたのは、学ぶことの喜びにキラキラと輝く子どもたちの瞳だった。息の詰まる生活をしていた子どもたちはたちまちフェンシングに夢中になり、そこに希望が芽生え始める。