2016年11月5日 16:15
【特別映像】ペドロ・アルモドバルの映像美炸裂!監督最新作『ジュリエッタ』
『オール・アバウト・マイ・マザー』『トーク・トゥ・ハー』などで知られるペドロ・アルモドバルの監督最新作『ジュリエッタ』。このほど、アルモドバルらしい感性が炸裂する色鮮やかな本編映像がシネマカフェにて解禁となった。
2016年のマドリードを出発点に、波乱に満ちた母と娘のストーリーが展開する本作は、孤独な主人公ジュリエッタの回想により、過去へとさかのぼっていく。25歳のときに夜行列車でショアンという漁師とめぐり合ったジュリエッタは、情熱的な恋愛の末に彼と結ばれ、愛娘のアンティアを出産。しかし、ふとした感情のすれ違いによって取り返しのつかない悲劇に見舞われてしまうのだった…。
原作は、カナダのノーベル賞作家アリス・マンローが2004年に発表した短編集「ジュリエット(Runaway)」。同一主人公でありながら独立したストーリーになっている「チャンス」「すぐに」「沈黙」の3編を、アルモドバル監督がひと続きの物語として脚本化。深い哀しみに引き裂かれたひと組の母娘のミステリアスな物語を紡ぎ、“女性賛歌3部作”と呼ばれる代表作『オール・アバウト・マイ・マザー』『トーク・トゥ・ハー』『ボルベール〈帰郷〉』にも通じるエモーショナルなテーマを追求した。