くらし情報『【シネマ羅針盤】社会の分断を描く『ファンタビ』 ハリポタ新章が極上の幕開け』

2016年11月19日 18:00

【シネマ羅針盤】社会の分断を描く『ファンタビ』 ハリポタ新章が極上の幕開け

Photo by cinemacafe.net

世界中に魔法をかけた映画『ハリー・ポッター』シリーズ完結から5年。同じ魔法の世界を舞台に、原作者であるJ.K.ローリング自ら脚本を書きあげた新シリーズが始動した。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』。ハリポタ新章の幕開けを告げる極上の一作だ。

すでにご存じかと思うが、本作について簡単に説明すると、映画の主人公は魔法動物学者のニュート・スキャマンダー。実際に発売もされたホグワーツ魔法魔術学校の指定教科書「幻の動物とその生息地」の編纂者でもある彼が、滞在先のニューヨークで、魔法のトランクに詰め込んでいた魔法動物たちをうっかり逃がしてしまう。折しも現地では、原因不明の地割れや建物の崩壊が続発し、アメリカ合衆国魔法議会に緊張が走っていた…。

すでに5部作として製作されることが決定しており、その第1弾となる本作はいわばイントロダクション。
それだけに、登場キャラクターや世界観の説明に費やされる時間も短くないが、『ハリポタ』後半の4タイトルも手がけたデヴィッド・イェーツ監督は、格調高い映像美にユーモアを散りばめた見事な演出力を発揮し、映画の前半だけでも数々の名場面を生み出している。魔法動物が次々と登場するトランクの内部シーンが特に素晴らしい。

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