イーサン・ホーク、かつての美青年は哀愁漂う色男へ!多才な実力派がいまアツい
イーサン・ホークが、ジェームズ・ディーンを彷彿とさせる甘いマスクを持つ伝説のトランペット奏者チェット・ベイカーの波乱の人生に渾身の演技で挑んだ『ブルーに生まれついて』。このほど、大人の色気を醸し出すイーサンの新たな場面写真が解禁。いま、ノリにノっている実力派俳優の魅力に迫った。
50’Sのウエストコースト・ジャズシーンを代表するトランペッターにして、シンガーのチェット・ベイカー。黒人アーティストが主流のモダン・ジャズ界において、あのマイルス・デイヴィスをも凌ぐ人気を誇るといわれ、一世を風靡した男は、甘いマスクとソフトな声で多くのファンを魅了したが、麻薬で身を滅ぼし過酷な日々を送っていた…。
本作は、そんな1人の天才ミュージシャンの転落と苦悩を描くとともに、ある女性との出会いによって再生する姿を描いたラブストーリー。主演を務めたイーサンは、6か月に及ぶトランペットの集中トレーニングを受け、美声も披露している。チェットを題材にした映画には、写真家ブルース・ウェーバーによるドキュメンタリー映画『レッツ・ゲット・ロスト』(’89)が有名だが、25年の時を経て、またひとつ新たな伝説となる映画が誕生した。