【シネマカフェ的海外ドラマvol.361】今年のアカデミー賞俳優はドラマでも大活躍!
『ムーンライト』の作品賞“逆転”受賞で幕を閉じた今年のアカデミー賞授賞式。ジミー・キンメルの絶好調トークが楽しく、感動の瞬間も満載だった授賞式には、海外ドラマでも活躍する面々が多数出席していました。
いくつか例を挙げますと、「殺人を無罪にする方法」のヴィオラ・デイヴィスが『Fences』(原題)で助演女優賞を受賞、「ハウス・オブ・カード 野望の階段」や「Marvel ルーク・ケイジ」のマハーシャラ・アリが『ムーンライト』で助演男優賞を受賞。受賞者以外にも、「Empire成功の代償」のクッキーことタラジ・P・ヘンソンは作品賞候補作『Hidden Figures』(原題)のキャストとして授賞式に参加し、アルベルタ・フェレッティの美しいドレス姿が注目の的に。「プリーチャー」のルース・ネッガは『ラビング 愛という名前のふたり』で主演女優賞にノミネートされており、鮮やかな赤の「ヴァレンティノ(Valentino)」で視線を独り占めしていました。
そんな中、視覚効果賞のプレゼンターとして登場し、「エルメネジルド・ゼニア(Ermenegildo Zegna)」のタキシード姿で最旬スターのオーラを放っていたのが「ナイト・オブ・キリング 失われた記憶」のリズ・アーメッド。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の元帝国軍パイロット、ボーディー役も記憶に新しい彼が、同作の共演者フェリシティ・ジョーンズと共にオスカー像を手渡しました。ちなみに、アカデミー賞の前哨戦にあたるゴールデン・グローブ賞では、「ナイト・オブ・キリング 失われた記憶」で彼自身がテレビ部門の男優賞候補となっています。
その「ナイト・オブ・キリング 失われた記憶」は、昨年の夏に全米で放送されたHBOのミニシリーズ。『ドラゴン・タトゥーの女』の脚本家スティーヴン・ザイリアンと『チャイルド44森に消えた子供たち』の脚本家リチャード・プライスが製作総指揮&脚本を、ザイリアンと『博士と彼女のセオリー』のジェームズ・マーシュが監督を務めています。また、本作はベン・ウィショー主演の英国ドラマ「Criminal Justice」(原題)のリメイクでもあり、2013年に急逝したジェームズ・ガンドルフィーニが出演するはずだったドラマとしても知られています。物語の始まりは、NYに暮らすパキスタン系の大学生ナズ(アーメッド)が、初対面の女性アンドレアと一夜を共にするところから。しかし、目を覚ました彼の横にはアンドレアの死体があり、ナズは殺人容疑で逮捕されてしまいます。アンドレアを殺したのは誰なのか?ナズは無罪を勝ち取ることができるのか?これらのクエスチョンを掲げ、物語が進んでいく中、同時多発テロ以降から今も続くイスラム移民への偏見、拘置先となる刑務所のシビアな現実、敵とも味方ともなり得る司法制度の罠が浮き彫りになっていきます。
じわりじわりとナズを蝕んでいく現実と、それでもどこか侵しがたい純粋さを固持しているようにも見える、そう信じたいと思わせられるナズの空気は、すべてを見透かすような瞳のリズ・アーメッドならでは。真面目で無垢なナズが逮捕され、刑務所に拘置され、目の前の現実に染まらざるを得ない展開にぞっとさせられながらも、一縷の美しさを感じられる作品に仕上がっています。
そんなリズ・アーメッドの演技に感激したレナ・ダナムが、自身のドラマ「GIRLS/ガールズ」に出演してもらおうと奮闘したのもいまや有名な話(その結果、めでたく最終シーズンに出演)。今後も、リズ・アーメッドからますます目が離せません!
(text:Hikaru Watanabe)
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