2017年4月12日 20:15
【シネマモード】ファッションはアートである――“メットガラ”の立役者に訊くキュレーターの使命
ファッション界の最大の祭典として、世界が注目する“メットガラ”。NYメトロポリタン美術館(MET)で、毎年5月の最初の月曜日に行われるこのイベントは、美術館の運営資金調達のため行われ、その高額にして限られた数しか用意されないインビテーションは本物のセレブの証ともされています。
2015年は、同美術館の服飾部門の企画展「鏡の中の中国(China: Through The looking Glass)」のオープニングイベントとして開幕しました。その企画の裏側を8か月にわたって追った初のドキュメンタリーが『メットガラ ドレスをまとった美術館』。US版「VOGUE」の編集長で、メットの理事でもあるアナ・ウィンターとともに、伝説の一夜を実現させた立役者で、企画展のキュレーターであるアンドリュー・ボルトンさんにお話を伺う機会がありました!アートファンもファッショニスタも、大満足すること間違いなしです。
――メトロポリタン美術館で服を展示することには、“ファッションは芸術のひとつか”という議論に、ひとつの方向性を示しているように感じます。アンドリューさんが、“ファッションはアートである”と確信できるきっかけとなった出来事(エピソード)