“イギリスのシンドラー”と呼ばれた人物の知られざる実話を描いた感動作DVD発売へ
第二次世界大戦前夜にナチスの脅威から数多くの子どもたちの命を救った実在の人物の足跡と、彼に救われた人々の人生をめぐる驚きと感動のドキュメンタリー映画、『ニコラス・ウィントンと669人の子どもたち』のDVDが、2017年6月21日(水)に発売が決定した。
1938年、第二次大戦開戦前夜のチェコスロヴァキア。イギリスのビジネスマン、ニコラス・ウィントンはナチス・ドイツの迫害の危機にさらされていたユダヤ人の子どもたちを救うため、“キンダートランスポート”を実行。チェコにおける中心人物となるのだが…。
“イギリスのシンドラー”と呼ばれ、ノーベル平和賞候補にもたびたび名が挙がった愛と勇気の人、ニコラス・ウィントン。その驚くべき活動の足跡と、彼に救われた人々の人生をたどることで、子どもたちの命を救うことの大切さを世界に伝えた感動作だ。モントリオール世界映画祭の最優秀ドキュメンタリー映画賞をはじめ、カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭観客賞など、世界各国の数多くの映画賞を受賞。ここ日本でも大変な注目を集めた。
近年の映画化も記憶に新しい「くまのパディントン」の原作者マイケル・ボンドは、首から名札をさげスーツケースを持ったペルーからの難民クマ=パディントンのキャラクターは、実は彼が少年時代に見た“キンダートランスポート”によってイギリスにやってきた難民の子どもたちの姿にインスパイアされたと語っており、その点でも注目したい作品。