【インタビュー】唐沢寿明×窪田正孝 “ムチャ”が切り開いた可能性
30年間の昏睡状態から目覚めた時代遅れの刑事・京極浩介と、イマドキの草食系若手刑事・望月亮太がバディとして難事件に立ち向かう人気ドラマ「ラストコップ」がついに映画化!名コンビを演じるのはもちろん、こちらの2人、唐沢寿明と窪田正孝だ。
出会った当初こそ、時代錯誤でアナログ全開な京極(唐沢さん)に、ゆとり世代の草食系男子である亮太(窪田さん)が振り回されていたが、いまや、京極に感化された亮太のほうが思わぬ大暴走を見せるほど、2人の関係性は大きく変化した。「本当、そう思う。ドラマからふり返ると、亮太が一番変わったよね」と笑うのは唐沢さん。「実際、目の前でどんどん変化していく亮太の姿を見るのは、面白かった。逆に京極は、もうこれ以上変われないっていうくらい、変わった男だからさ」と目を細める。
片や「演じた自分がこんなこと言うのも変ですけど、亮太って地味だし、自分1人じゃ何もできないんですよね」と語るのは窪田さん。「ところが京極さんとタッグを組んだことで、スポットライトが当たり、だんだん『京極さんに負けたくない』という刺激を受けるようになったんです」と胸を張る。
実は、亮太の成長こそが「ラストコップ」