C・ノーラン、『ダンケルク』は生き残りをかけた“撤退”の物語
『ダークナイト』で正義と悪の概念を覆し、『インセプション』で重力を操り、『インターステラー』では時間と空間をつないでみせたクリストファー・ノーラン監督。その稀代の映像作家が、初めて史実に挑んだ最新作『ダンケルク』から、劇場用本ポスターが到着した。
本作で描かれるのは、相手を打ち負かす“戦い”ではなく、生き残りをかけた“撤退”の物語。容赦なくナチスドイツ軍勢が迫るなか、陸海空の3視点で描かれるストーリーが同時に進行する。時間描写において、ほかの監督とは一線を画すノーラン監督らしい緊迫のタイム・サスペンスが、IMAX65ミリ・カメラとラージ・フォーマット65ミリ・カメラによるリアルな撮影手法により圧倒的な臨場感で描写。観客は、あたかも兵士の1人となって、1940年の仏ダンケルクの浜辺にいるかのような“究極の映画体験”をする。
このたび、その劇場用本ポスターが完成。砂浜に這いつくばる若き兵士の横顔をアップでとらえたインパクト抜群のビジュアルだ。
ドイツ軍の総攻撃まであとわずか。彼の視点の先には、ドーバー海峡、そして先には故郷イギリスがあるはず。地上では、空爆によって火花が散り、砂塵が舞う砂浜には兵士たちがうずくまり、海上では、敵軍によって爆破された船から煙が立ち上がる。