2017年7月4日 19:00
【インタビュー】スタジオポノック・西村義明プロデューサー “魔女”に挑んだ真意と覚悟
作品を作るたび『大事なものとして、人の心に残したい』という気持ちだけです。それは簡単ではないけど、単純な想いです。実写やCGの表現がここまで広がった時代に、2Dのアニメーションで何を作るべきか。映画はいつも時代とともにあるし、そこに対峙し続けるだけなんだと思います」
イギリスの児童文学を原作に、7年に1度しか咲かない不思議な花“夜間飛行”を偶然見つけた主人公のメアリの大冒険を描いた本作。一夜限りの不思議な力を発揮し、魔法世界の最高学府であるエンドア大学への入学を許可されたメアリだが、彼女がついたウソが大切な人を大事件に巻き込んでしまう…。
スタジオジブリというあまりに強大な魔法と、それがもたらす恩恵と呪縛から解き放たれた米林監督と、西村プロデューサーの未来は、魔法をもたないメアリと同じく未知数。クロアチア語で「深夜0時」に由来し、新たな1日の始まりの意味が込められたスタジオポノックの時計の針は、いま進みだしたばかりだ。
(text:Ryo Uchida/photo:Nahoko Suzuki)
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メアリと魔女の花 2017年7月8日より全国東宝系にて公開
(C) 2017「メアリと魔女の花」製作委員会
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