おじいちゃん萌え必至!? 超実力派フランス人名優に注目! 『ボン・ボヤージュ』
本作は、待ちに待った夏休みに自慢の新車でバカンスに出発したものの、まさかのブレーキ故障で車が止まらず大暴走するコックス一家の、ハプニングとスリルに満ちた爆笑ドライヴ・コメディ。ブレーキが壊れて大暴走の中、そこに拍車を掛けるようにさらに車内を混乱の渦に陥れるのが、“おちゃらけ過ぎ”、“テキトー過ぎ”、“空気読めなさ過ぎ”の3拍子揃ったお調子者のおじいちゃん、ベン。彼は、サービスエリアで見知らぬ迷子の不思議ちゃんを車内に連れ込み、大暴走中の様子をスマホで撮影、いまにも大渋滞に突っ込もうかというタイミングで「実は本当の父ではない」と衝撃の告白…などなど、そのぶっ飛び度合いは群を抜いている。
そんなベンを演じているのは、フランスを代表する名優の一人アンドレ。ジャン=ポール・ベルモンド、イザベル・ユペール、ジャンヌ・モローらを輩出した名門フランス国立高等演劇学校(コンセルヴァトワール)を一等賞で卒業し、フランソワ・トリュフォーの『私のように美しい娘』でスクリーンデビュー。その後、『マイ・ラブ』『美しき結婚』『恋するシャンソン』などに出演。また近年では、『アメリ』のナレーションを皮切りに、『ロング・エンゲージメント』『ミックマック』に出演、フランス版アカデミー賞のセザール賞には5度ノミネートされ、3度受賞している超実力派名優だ。