カトリーヌ・ドヌーヴ&カトリーヌ・フロ、2大仏女優が母娘に!『ルージュの手紙』ポスター到着
『シェルブールの雨傘』『8人の女たち』のカトリーヌ・ドヌーヴと、『大統領の料理人』『偉大なるマルグリット』のカトリーヌ・フロが初共演を果たし、6月のフランス映画祭でもお披露目された『ルージュの手紙』が12月より公開される。このほど、フランスを代表する2大女優が向き合うポスタービジュアルが、いち早くシネマカフェに到着した。
もしも、何もかも正反対の相手が突然現れて、自分を予想外の未来へと導いてくれるとしたらーー?セーヌ川が流れるパリ郊外に暮らすクレールの元に、30年間姿を消していた血のつながらない母ベアトリスから電話があり、「会いたい」と言われる。クレールはいまでも、大事な父を捨てた彼女のことは許せなかった。父はその後、自殺をしてしまったのだ…。真面目すぎるクレールと奔放で人生を謳歌しているベアトリス。性格が全く違う2人だが、互いを受け入れ、ベアトリスの古い秘密が明らかになることによって、失われた年月が埋まっていく。いつしかクレールは、ベアトリスの生き方に影響され、人生の扉を少しずつ開きはじめるーー。
助産師として堅実に働いてきた娘の前に現れた、30年前に姿を消したきりの血のつながらない母。その彼女は、真面目すぎる娘とは真逆の生き方をしてきた女性。自由が好きで、お酒が好きで、ギャンブルも好き。娘は、父親を置いて去った身勝手な彼女に苛立ちながらも、全てを失って戻ってきた母を放ってはおけなかった。
今回到着したポスタービジュアルには、伏し目がちながら穏やかな表情を見せる母・ベアトリス(カトリーヌ・ドヌーヴ)と、彼女を優しく包み込む娘・クレール(カトリーヌ・フロ)の姿が映し出されている。かつては互いのことを理解しあえなかった母と娘が、歳を重ねたからこそわかり合える女性同士の歓びや切なさを共有し、友情にも似た絆を育んでゆく。そんな本作のテーマを切り取ったビジュアルとなっており、フランスが誇る2大女優が並ぶ姿に心躍る映画ファンも多いはず。
映画界に咲き誇る大輪の花、ドヌーヴは、まるで彼女自身の生き方そのもののように人生を謳歌する“母”役を演じ、チャーミングな魅力が全開!一方、度が過ぎるほど真面目な“娘”役を演じるフロ。
今年の冬、“2人のカトリーヌ”が笑いと涙で、人生を彩るメッセージを届けてくれる。「これほど異なった2人の女性を描くというアイデアは素晴らしいと思う。ベアトリスはキリギリスで、クレールはアリ。悲喜劇を繰り広げる素敵な2人よ」と、フロは本作の出来に自信をのぞかせる。監督・脚本は『ヴァイオレット-ある作家の肖像-』『セラフィーヌの庭』など女性を丁寧に描くことに定評のあるマルタン・プロヴォ。また、『少年と自転車』のオリヴィエ・グルメが脇を固める。
『ルージュの手紙』は12月、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。
(text:cinemacafe.net)
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