2017年9月6日 14:30
“若き美しき天才”グザヴィエ・ドラン、人物を魅力的にするのは「不完全さ」『たかが世界の終わり』
『Mommy/マミー』(’14)でカンヌ国際映画祭審査員賞の栄冠を手にしたグザヴィエ・ドラン監督の最新作『たかが世界の終わり』のBD&DVD発売を迎え、監督のコメントが到着した。
同作は愛と葛藤のドラマで定評があるドラン監督が、今度は家族について描いて多くの賛辞を集めた注目作だ。カンヌ国際映画祭でグランプリ、エキュメニカル審査員賞を受賞したほか、日本ではミニシアターランキングで3週連続第1位の大ヒットを記録した。
本作についてドラン監督は、「人物を魅力的にするのは不完全さだと思う。だから僕は意地の悪い人にも、魅力を感じることがある。本作の登場人物たちには、わかりやすい人は1人もいない。弱いし傷つきやすい。大きな苦悩を抱えて生きている。本作を気に入ってくれたら嬉しい。ぜひ楽しんでください」とコメント。豪華キャストの人間ドラマは必見だ。
また、特典映像にはドラン監督を始め、マリオン・コティヤール、レア・セドゥ、ヴァンサン・カッセル、ギャスパー・ウリエルなど豪華キャストの貴重なインタビュー映像を収録する予定。第69回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作を、特典とともに見届けてみて。
『たかが世界の終わり』ブルーレイ&DVDは9月6日(水)