河瀬直美監督×ジュリエット・ビノシュ×永瀬正敏、カンヌ国際映画祭での出会いから映画製作へ『Vision』
『あん』『光』などを手掛け、世界で高い評価を受ける河瀬直美監督が、生まれ故郷である奈良県を舞台に、世界三大映画祭全てで女優賞を獲得したフランスの名女優ジュリエット・ビノシュと、日本が世界に誇る俳優・永瀬正敏をW主演に迎え、新作映画『Vision』を製作することが決定した。
世界中を旅しながら紀行文エッセイを執筆しているフランスの女性エッセイスト・ジャンヌ(ジュリエット・ビノシュ)。とあるリサーチのため、アシスタントと共に奈良の吉野を訪れ、杉の木立が連立する山間で生活をしている山守の男・智(とも)と出会う。2人は言葉や文化の壁を超え、次第に心を通わせていく。ジャンヌはなぜ自然豊かな神秘の地を訪れたのか。山とともに生きる智が見た未来とは――。
全編奈良で撮影を敢行する本作は、世界中を旅して紀行文エッセイを執筆しているフランスの女性エッセイスト・ジャンヌと、自然豊かな神秘の地・吉野の山々を守る山守の男・智が出会い、言葉や文化の壁を超え、心を通わせていく物語。
本作製作の発端となったのは、ジュリエット、永瀬さん、河瀬監督、映画への愛で長年トップを走り続けるランナーたちが、今年5月の「第70回カンヌ国際映画祭」