2017年9月21日 19:00
【インタビュー】ナタリー・ポートマン 女優という仕事への思いが「大きく変わった」
ナタリー・ポートマンとリリー=ローズ・デップが共演し、1930年代のパリを舞台に、美しい姉妹のたどった数奇な運命を描く『プラネタリウム』。降霊術を操るアメリカ人姉妹とフランスの映画プロデューサーの出会いを通して、スピリチュアルな世界と映画界の舞台裏、不穏な時代の空気までも映し出す神秘的で美しい物語について、来日したナタリーが語ってくれた。
アカデミー主演女優賞に輝いた『ブラック・スワン』で知り合ったフランス人ダンサーのバンジャマン・ミルピエと結婚し、パリに住んでいたこともあるナタリー。レベッカ・ズロトヴスキ監督とは以前から友人だった。監督から『プラネタリウム』の話を持ちかけられ、「霊的なストーリーと映画作りを組み合わせるアイディアが素晴らしいと思った」と語る。「レベッカは『古い映画を観るのは、もうこの世にはいない俳優たち感情とスクリーンを介してコミュニケートするようなもの』と話していて、面白いアイデアだと思った。映画って、もしかすると存在しない人とコミュニケーションを図るために作られたものなのかもしれないと考えたの」。
野心家の姉ローラと霊的能力を持つ10代の妹ケイトは、お互いだけが頼れる相手であり、強い絆がある。