永作博美「沈黙法廷」ほか、大人が楽しめる“法廷”エンタメ続々
読書の秋、芸術の秋、食欲の秋、スポーツの秋と、秋はさまざまな楽しみ方がある季節。今年の秋は、“法廷の秋”ともいえる、良質な大人向けエンターテインメント作品が続々登場し、話題を呼んでいる。
まずは、映画『そして父になる』の是枝裕和監督と福山雅治が再タッグを組み、是枝監督のオリジナル脚本で描いた心理サスペンス『三度目の殺人』。9月9日(土)の劇場公開から1か月以上たった現在でも、一度目、二度目、三度目ではまた違った解釈ができ、見え方が変わっていくと、リピーターが続出。絶えず絶賛の声が上がっている。
また、12月公開ではあるが、洋画では世界中で注目を集めた「ホロコースト」を巡る実際の裁判を、レイチェル・ワイズ、ティモシー・スポール、トム・ウィルキンソン、アンドリュー・スコット、ジャック・ロウデンら実力派英国俳優たちで描いた『否定と肯定』が控えている。
そして、「廃墟に乞う」や「警官の血」、「制服捜査」など、多くの警察小説を手掛けてきた直木賞作家・佐々木譲が初めて挑んだ法廷ミステリー「沈黙法廷」が、これまで数々の社会派ドラマやミステリー作品などを手掛けてきたWOWOWによって、主演に永作博美を迎えて連続ドラマ化。