世界絶賛!日本舞台のストップモーションアニメ『クボ』は“黒澤映画”から影響
『ティム・バートンのコープスブライド』のスタジオライカが日本を舞台に描くストップモーションアニメで世界中から絶賛を浴びる『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』が10月29日(日)に東京国際映画祭で上映され、スタッフと観客による質疑応答が行われた。
アカデミー賞長編アニメーション部門やアニー賞へのノミネートなど、世界各国で注目を浴びる本作。三味線の音色で折り紙に命を与えて操る能力を持つ主人公・クボの戦いを描くとともに、その運命にまつわるある秘密が解き明かされていく。
上映後の質疑応答に来場したのはライカのCFOのブラッド・ヴァルド氏、本作のアニメーション部門のスーパーバイザーを務めたブラッド・シフ氏、そしてプロデューサー、日本映画の英語字幕翻訳者として活躍し、本作の日本の描写についてのコンサルタントを務めた後藤太郎氏の3人。シフ氏は実際に撮影で使用されたクボの人形を手に登場し、大きな拍手を浴びた。
本作は既に海外で高く評価されているが、日本を舞台に日本の文化を描いているにもかかわらず、なかなか日本での公開が決まらなかったことに観客からは「北米から直接、ブルーレイを買ったという人も多いのでは?」