【インタビュー】『ブレードランナー 2049』が提示する、力強い女性の“未来”
リドリー・スコット監督が生み出したSF映画の金字塔『ブレードランナー』は、女性キャラクターが重要な役割を担っていた点でも画期的だった。35年ぶりの新作『ブレードランナー 2049』に出演した2人の女優も「その通りね」と大いに頷く。
今回、プロモーションのために来日を果たしたのは“世界で最も美しい顔100人”の常連でもある女優のアナ・デ・アルマス、モデル出身で現在はヨーロッパを中心に映画やドラマで活躍するシルヴィア・フークス。
現代の神話とも呼ぶべき『ブレードランナー』の世界に足を踏み入れた彼女たちが感じ取ったものとは?
■女性には、周囲が期待する以上の“特別な価値”がある(アナ・デ・アルマス)
「前作ではショーン・ヤングが演じるレイチェル、ダリル・ハンナが最高にクールだったプリスといった女性キャラクターが輝いていたから、当然、30年後が舞台になった本作にも期待したわ。つまり、今度は私たちが演じる女性像が、どんな進化を遂げているかってね。そして、シナリオを読んで、期待をはるかに超えるキャラクターの魅力に、恋してしまった」。
アナは、危険視される旧型の人造人間<レプリカント>を追う捜査官K(ライアン・ゴズリング)