2017年11月12日 10:30
目指したのは“リアルなパンク”!アカデミー賞常連サンディ・パウエルが激白
「観客が少しでも遠い惑星の存在を信じるためには、地球が現実的な世界でなくてはならないと思ったの。この映画のパンクは、いまの人が思い描く多色な髪の毛や大きなモヒカンではなく、もっと初期のころの制服を切り裂き、自分の持っているものを利用していたパンクよ。ファッションではなくムーブメントだったころの」とこだわりを語る。
摩訶不思議なパーティにもぐりこんだエンが、遠い惑星からやってきたザンと初めて会うのは、彼女が属するコロニーの規律に嫌気がさし、身に着けていた服をハサミで切り裂き、まさに“パンク”しようとしていた瞬間だ。ザンが身に着けているラテックス製のワンピースは、いま見てもファッショナブルでキュート。ザンたち惑星の人々のビジュアルについてサンディは、「サブカルに見えつつ、魅力的な若者のグループである必要があった」と語り、エリザベス女王即位25周年の式典に、彼らが本物そっくりのユニオン・ジャックの雨用ポンチョを着てうまく溶け込もうと試みるのも、彼女ならではの天才的発想といえる。ちなみに、エル・ファニングはそのワンピースについて、「この衣装を着るには、2人に手伝ってもらう必要があったのよ。