くらし情報『【シネマVOYAGE】地上10cmの“猫目線”でイスタンブールの街へ』

2017年11月15日 19:00

【シネマVOYAGE】地上10cmの“猫目線”でイスタンブールの街へ

『猫が教えてくれたこと』 (C)2016 Nine Cats LLC
子猫のために市場の食べ物を狙うサリ、撫でられるのが好きなベンギュ、有名なレストランの守護神としてネズミを狩るアスラン、野良犬からも一目置かれている気性の激しいサイコパス、オーガニック・マーケットのマスコット的存在のデニス、アーティストが多く住む地域で暮らすガムシズ、高級レストランに通う美食家のデュマン。それぞれに愛称があることからも、猫たちがどれだけ愛されているか伝わってくる。

面白いのは、人間の目線ではなく猫の目線で描かれていることだ。ジェイダ監督と撮影監督のチャーリー・ウッパーマンは、さまざまな“猫カメラ”を開発。地上10cmでの撮影、暗い裏通りでの撮影、屋根の上にドローンを飛ばしての撮影など、決定的な瞬間をカメラに収めた。そのカメラで撮影された猫目線の街の風景は、まるで自分が猫になったかのような体験をさせてくれるだろう。
『猫が教えてくれたこと』 (C)2016 Nine Cats LLC
観光としてのイスタンブールもいいけれど、この映画を観ると、猫たちに会いにイスタンブールに行きたくなる。人と猫のあたたかな交流に触れたくなる。(text:Rie Shintani)

(text:Rie Shintani)

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.