2017年12月28日 16:30
【シネマ羅針盤】いろんなことがありました…2017年映画10大ニュース<前編>
世界中が注目する映画の祭典で巻き起こった、前代未聞のハプニングは、この後に次々と世間を騒がせる「予想の斜め上いく」出来事の序章だった?いろんな意味で大いに揺れた2017年の映画界をふり返ります。
★前代未聞の珍事、アカデミー賞で作品賞発表ミス
現地時間2月26日、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催された第89回アカデミー賞授賞式で「作品賞の発表を間違える」という前代未聞のハプニングが発生した。
ご存じの通り、作品に輝いたのは『ラ・ラ・ランド』ではなく、『ムーンライト』。原因は授賞式本番中に、受賞結果が入った封筒をプレゼンターに手渡す監査法人による“人為的ミス”だった。混乱するステージ上で、神対応した『ラ・ラ・ランド』関係者に称賛の声があがるという皮肉な幕引きとなった。
★Netflix映画は「映画」なの?議論が巻き起こる
5月に開幕した第70回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門にNetflixオリジナル映画『マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)』(ノア・バームバック監督)、『オクジャ/okja』(ポン・ジュノ監督)が出品されたが、「映画館で上映されてこそ映画では?」