2017年12月29日 11:00
お茶目なのに冷酷!? マシュー・マコノヒー、“普通じゃない”悪役に困惑『ダークタワー』
『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』をはじめ、数々の名作&ヒット映画の原作者であるスティーヴン・キングが、完成まで30年もの月日を費やしたシリーズの待望の映画化『ダークタワー』。本作で、主人公ガンスリンガーの前に立ちはだかる宿敵“黒衣の男”を演じるオスカー俳優マシュー・マコノヒーが困惑しているという。
マシュー・マコノヒーといえば、セクシー俳優から転身し、いまではストイックな役作りで徹底的に役に入り込む“カメレオン俳優”として知られている。『ダラス・バイヤーズクラブ』(’13)では、HIVに感染した男を演じるため体重を約30kgも減量して撮影に臨み、その鬼気迫る演技でアカデミー賞主演男優賞に輝いた。
さらに翌年には、巨匠クリストファー・ノーラン監督作『インターステラー』(’14)で、娘が待つ地球に戻ることだけを願う元宇宙飛行士の主人公を熱演し、エモーショナルな演技で世界中の感動を呼んだ。かと思えば、『ゴールド/金塊の行方』(’17)では、20kg以上の増量を行い、禿げ頭にメタボ体形というだらしない姿に大変身を遂げていた。
徹底的な役作りでさまざまな難役をこなし、世界を驚かせてきたマコノヒーだが、本作で圧倒的な存在感を放つ悪役、“黒衣の男”は「これまでの俳優人生を振り返っても、今回のような役柄は初めてだったよ」