くらし情報『原作者も感涙! キーアイテム“驚きの飾り棚”の制作裏に迫る『ワンダーストラック』』

原作者も感涙! キーアイテム“驚きの飾り棚”の制作裏に迫る『ワンダーストラック』

Photo by cinemacafe.net

『エデンより彼方に』『キャロル』のトッド・ヘインズ監督が、マーティン・スコセッシ監督『ヒューゴの不思議な発明』の原作者ブライアン・セルズニックのベストセラー小説を映画化した『ワンダーストラック』。現在公開中の本作から、この度、ヘインズ監督の美術へのこだわりに迫る特別映像がシネマカフェに到着した。

本作は、1977年のミネソタに住む母親を亡くした少年ベンと、1927年のニュージャージーに住む聴覚障がいの少女ローズという2人の子どもたちを主人公に、見失ってしまった大切なものを探しに旅に出るという“2つの物語”が交互に語られていく。

1927年と1977年という別々の世界で生きるローズとベンを繋げる存在となる、物語のキーアイテムとなるのが“驚きの飾り棚”。15世紀から18世紀にヨーロッパで流行した、古今東西の様々な珍品を集めて展示を楽しんだ陳列棚で、英語でCabinet of Curiosities、ドイツ語で“Wunderkammer”(驚異の部屋)とも。もともと王侯貴族や土地の支配者が珍奇なものを集めて客に披露する個人的コレクションだったが、ヨーロッパ全土に広まり、珍しい動植物や鉱物の標本、最先端の技術で作られたからくりなど、多岐にわたり収集されるようになり、博物館の発展につながったといわれている。

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