2018年5月21日 15:30
リリー・フランキー「驚きと感動でじんましん」『万引き家族』キャストからコメント到着
是枝裕和監督の最新作『万引き家族』が、第71回カンヌ国際映画祭にて最高賞のパルムドールに輝いたことを受け、リリー・フランキー、安藤サクラらキャスト陣からも喜びのコメントが到着した。
受賞後の公式記者会見で是枝監督は、今回受賞した『万引き家族』で描いた“家族像”について、「『そして父になる』は、“家族は時間なのか血なのか”ということを問いながら作った映画だったんですけど、その先に、産まないと親になれないのだろうかという問いを立ててみようと思いました。今回の物語の中心にいるのは、自分の子どもではない子どもを育てながら父親に、母親になりたいと思う、そういう人たちの話をやろうと思ったのが最初でした」とコメント。
「彼らをどういう状況に置こうかというのを考えたときに、ここ数年日本で起きているいくつかの家族をめぐる出来事を、新聞とかニュースで目にしたとき、経済的にかなり追い込まれた状況で、万引きとか年金を不正に受給することでかろうじて生活を成り立たせている家族というものの中に、そういうテーマ、モチーフを持ち込んでみようかなと思ったのが今回の映画になりました」とその経緯を明かしていた。
また、審査員長を務めたケイト・ブランシェットが閉会式で「invisible people(見えない人々)」