2018年7月25日 06:00
新人監督のデビュー作が、連日満席の大ヒット!『カメラを止めるな!』が“感染拡大”する理由
著名な俳優は出演しておらず、ベストセラーの原作漫画があるわけでもない。恐竜やスーパーヒーローも不在で、遥か彼方の銀河系が舞台でもない。しかも、新人監督の劇場長編デビュー作。
そんな1本の映画が、連日“行列・満席・立ち見”状態となっている。映画を観た「HKT48」の指原莉乃が、SNS上で「会う人全員にすすめてる」と紹介し、「本当に元気でるから観に行って欲しい~!内容とか調べずに。本当に面白いから~~!!!」と投稿したことから、さらに注目度が上昇中。その話題の映画『カメラを止めるな!』は、なぜそれほどまでに人を熱狂させるのだろうか。
『カメラを止めるな!』ってゾンビ映画なの!?
舞台は、山奥の廃工場。
ゾンビ映画『ONE CUT OF THE DEAD』の撮影中に、なんと本物のゾンビが襲来。監督は“本物キタ~!”とばかりに大喜びで撮影を続けるが、助監督や録音技師などスタッフたちが次々とゾンビ化していく…。
それはワンシーン、ワンカット、37分におよぶ長回しという、かつてない試みのゾンビサバイバル。いかにも低予算であるためか、奇妙な“間”に意味不明なセリフ、グダグダの展開。違和感だけが観る者を包みこんでいくが、まさかの展開が待ち受けていた――。