【インタビュー】16歳、新進気鋭の女優・南沙良、作品を通じて「コンプレックスと向き合えるようになりました」
そのことを問うと「しっかり勉強しなければいけないなと思っています」と苦笑い。
しかし、裏を返せば、役になりきればどんなことでも臆せずできるということであり、女優としての資質は高いように感じられる。その点について「役を通して感情を表現できるのは、いい意味でコンプレックス解消に役立ってくれるのかもしれません」と語っていた。
いろいろな表現ができる女優さんになりたい!
デビューから2作、とても良質な映画に出演している印象を受けるが「まだ女優さんとしてお仕事をしているんだという実感は、そこまで強く感じていません」と冷静に語る。それでも「現場でお芝居をしているとき、ふと『夢が叶ったんだな』と感じることもありますし、ずっとこれからも続けていきたいと思っています」と前を向く。
あまり笑顔を見せることがない役が続いたことについて「これからは、一つの型にはまらず、いろいろな表現ができる女優さんになりたい」と語った南さん。以前、事務所の先輩である新垣結衣さんや、実力派女優として活躍中の二階堂ふみさん、満島ひかりさんを憧れの女優としてあげていたが、そんな彼女たちと同じ“女優”という舞台に立った。「とても同じ舞台にいるという実感はありませんが、いまでもすごく尊敬し、憧れの存在であることは変わっていません。