2018年11月1日 12:00
『男はつらいよ』最新作で後藤久美子が23年ぶり映画復帰!「“ただいま”という感覚」
と、それぞれが新作への想いをそれぞれの言葉で語った。
■物語の幹は満男とイズミの恋!?後藤久美子が出演を決めた理由とは?
山田監督は新作の構想について、「この第50作の物語の幹は満男が20数年ぶりにイズミに再会して、もう一度恋の炎が燃えあがるけれども、それぞれが家庭を持っている中で葛藤しながら別れていく、それが主軸になっていきます。その満男が思春期から大人へ成長する中で寅さんというおじさんがいたことで満男はどんなに救われたかわからないし、おじさんの役割や大切さを今にして思う。そういう思い出をスクリーンの中に展開できればと思います」と激白。
その後の質疑応答で、23年ぶりのスクリーン復帰を決心した理由を問われた後藤さんは、「自宅に山田監督からお手紙が届きまして」と回答。「こういう作品を作りたい。だから君が必要だと、どうにか考えてもらえないだろうかと長い手紙を読んでいる時に山田監督の『男はつらいよ』という作品への大きな愛情と新作への情熱というものをひしひしと感じられて手紙を読み終えるころには、はいと一つ返事で行くしかないという想いでした。久々というのはなくて、“おかえり”、“ただいま”という感覚です」