司会者演出や全裸で乱入…アカデミー賞授賞式の記憶に残るハプニング集
毎年のようにハプニングが起きる授賞式。つい最近の騒動から長く語り継がれるエピソードまでを紹介しよう。
■『ラ・ラ・ランド』『ムーンライト』作品賞発表間違え事件
アカデミー賞のハイライトである作品賞発表時に、なんと間違った作品名がアナウンスされるという前代未聞の事件が起きたのは2017年。
プレゼンターのウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイの元に誤って主演女優賞発表用の封筒が手渡され、困惑の表情を浮かべたウォーレンから封筒を受け取ったフェイが『ラ・ラ・ランド』と発表したが、正しくは『ムーンライト』が受賞作品だったのだ。
『ラ・ラ・ランド』チームが受賞スピーチをすでに始めてしまった後に発覚という気まずいタイミングで、同作のプロデューサーたちは喜びを語る代わりに「手違いがありました。作品賞は『ムーンライト』です」と発表する羽目になった。
あり得ない事態に司会のジミー・キンメルも動揺。だが、『ラ・ラ・ランド』側から『ムーンライト』チームにオスカーが手渡される異例の状況下、互いを尊重する両作関係者の態度に場内は感動と祝福ムードが広がった。
■ジェニファー・ローレンスの躓き事件
2013年、22歳にして主演女優賞を受賞したジェニファー・ローレンス(『世界でひとつのプレイバック』)。