くらし情報『20世紀最高の歌姫、その光と影に迫る…『バルバラ~セーヌの黒いバラ~』』

2018年11月13日 16:15

20世紀最高の歌姫、その光と影に迫る…『バルバラ~セーヌの黒いバラ~』

コンサートやステージの開催時、それら公演の宣伝を一切行わないにもかかわらず、発売直後にチケットが完売する現象は”神話”と呼ばれた。

■音楽においては、“情熱”しかない…アマルリック監督が明かす

監督を務めたマチュー・アマルリックは「すべてを信じ切ること。バルバラの魂の再来と平凡さ、神秘と肌、親しみやすさ、そして高揚する感覚。それらすべてが事実であり、本物なのだ。音楽においては、この言葉しかない。“情熱だ”」と語った。

また、主演のジャンヌ・バリバールは、これまでの映画や舞台でバルバラ役を断っていたものの、「彼女以上に表現して見せたいと思ったわ。バルバラ・センセーションをね」と満を持して本作でバルバラを演じ、「女性はバルバラの曲を通して、女の人生を知っていく」と語った。
痛ましい過去を乗り越え、歌手として生きる運命に全てをかけたバルバラの人生は、観る者の心に強く存在し、苦しみや悲しみを優雅に挽歌で語り、暗闇の中の灯火となって生き続けることだろう。

『バルバラ~セーヌの黒いバラ~』は11月16日(金)よりBunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開。

(text:cinemacafe.net)

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