くらし情報『2018年SNSが拍車をかけた今年のヒット作をふり返る』

2018年11月26日 07:30

2018年SNSが拍車をかけた今年のヒット作をふり返る

Photo by cinemacafe.net

2018年も残すところ、あとひと月余り。少々気が早いかもしれないが、今年の映画界をふり返ってみると、いくつかの“サプライズ”が思い起こされる。

まずは、先日「ユーキャン 新語・流行語大賞」にもノミネートされた“カメ止め”こと『カメラを止めるな!』の社会現象化。都内2館から全国累計340館に拡大公開、観客動員数200万人、興収30億円超えの大ヒットとなった(11月現在)。

また、カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞の『万引き家族』の大ヒット。実績ある是枝裕和監督の作品に安藤サクラ、リリー・フランキー、樹木希林、松岡茉優らの豪華共演とはいえ、世界三大映画祭の“最高賞”を受賞した“通好み”の作品が、国内でこれだけ大ウケすることはそうそうない。こちらも8月現在で観客動員約352万人、興収43億円超えとなっている。

この代表的な2つの“サプライズ”に共通するのは、SNSを中心とした口コミの力。
今年ほど、そのパワーを実感した1年はないだろう。

SNSから全国“感染拡大”『カメラを止めるな!』

本作は、監督・俳優の養成スクールであるENBUゼミナールのワークショップから生まれた自主製作映画。上田慎一郎監督はそれまで短編の秀作をいくつも生み出してきたが、劇場長編としてはデビュー作だった。

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