2018年12月6日 17:47
【インタビュー】岡田准一×妻夫木聡 遠くて深い? ”同級生”2人の関係性
いろんなことに対し、ちゃんと対処しているように見えて、本当に表面的なことしかやってない。そういう人ってたまにいるじゃないですか(笑)?」
今回の田原然り、妻夫木さんも中島作品では、従来のイメージやこれまで演じてきた役柄とは異なるタイプのキャラクターを与えられ、楽しんでいるように見える。前作『渇き。』では、あめ玉をしゃぶりながらヘラヘラと笑いながら、主人公たちを見つめる冷酷な刑事役で強烈な印象を残した。
「そうやって中島さんが、遊んでくれてるっていうのは嬉しいですね。『渇き。』では『なんか面白いヤツやって!』としか言われなかったんですけど、今回の方が演出をつけてくれたかな…? でも似たようなもんで、カラオケのシーンでキーがメチャクチャ高いんで下げようとしたら『いや、下げないで。出ないのを一生懸命、歌うのがいいんですよ』と言われたことしか、ハッキリした演出を受けたの覚えてないですけど(笑)」
“探り合い”の中で見つけた芝居の楽しさ
改めて今回、久々に共演し、若い頃に感じた印象との違いや変化を尋ねると、妻夫木さんは「深度」という言葉で岡田さんの芝居への姿勢を称賛する。
「これまで持っていたものがより深まったと思います。