2018年12月16日 16:30
ウエディングドレスの元祖!ファッションの“定番”を作り出したヴィクトリア女王に迫る
結婚を決意した彼女は、当時男性からのプロポーズが当たり前だった時代にも関わらず、20歳で自らアルバート公にプロポーズ!晴れて想いを叶えた彼女は、白のサテンに幅の広いレースの段飾りとオレンジの華の飾りをあしらい、まさに“純白”なウエディングドレスを着用する。現代では“無垢”なイメージとして純白のドレスが主に選ばれているが、それを当時の上流階級に流行らせたのはヴィクトリア女王だった。
さらには、新婦のサポート役であるブライズメイドのドレスもヴィクトリア自らスケッチするこだわりよう。そんな彼女は“ウエディングドレスの元祖”と評されている。さらに夫アルバート公に、ウエディングドレスに身を包んだ自身の自画像をプレゼントしたともいわれる。「淑女であれ」と声高にいわれた時代。ヴィクトリアは公務に就く者でありながら、情熱的な想いを忘れない、常に時代の先を行く女性だったのだ。
■最愛の夫の死の後、40年にわたり喪服を着用
ヴィクトリア女王は、最愛の夫アルバート公が亡くなると、約10年もの間、公の場から姿を消した。
この間、市民の間でも喪服や喪章を着用するのが主流となっていく。その後、残りの生涯40年を喪服で過ごすヴィクトリア。