2018年12月27日 16:00
『ソウ』の世界的ヒットメーカーが撮った『アクアマン』、ヒット映画を作る秘訣とは?
それは読んだ瞬間に『グレイト!素晴らしいストーリーだ!』と叫んでしまう脚本のようだった。それはそれは素晴らしいものだったよ!」と絶賛。
アクアマンと一緒に壮大な冒険の旅に出るメラを演じたアンバー・ハードも、「彼はマジシャンみたいなのよ。この作品では多くのビジュアルエフェクトが取り入れられている。だから撮影現場では完成したものを想像しながら演じなければいけない。彼は私たちに、私たちが必要としている情報を常に与え続けないといけないという、想像を絶する責務があったの。彼はそれを巧みにやってのけたわ」と、ジェイソンの語る“ビジョン”の共有の巧みさに同意する。
ワンの監督としての成功は、予算が増え、大きなプレッシャーがあろうとも、自身の映画製作の原点を見つめ直すことで上手くデフォルメし、自分の頭にあるビジョンをスタッフ・キャストに共有できる能力にあるようだ。
言葉にすると簡単なように思えるが、それができる監督は多くはない。だからこそ、次々と彼のもとには新しい企画のオファーが届くのだろう。
『ソウ』(’04)を撮影していたころから10年あまりで大作を任されるようになったワン監督。やはりその変化は大きいようで、「制作費は間違いなく、数字の最後にいくつかゼロが増えたよ。