2019年1月7日 13:00
弱い自分に“さよなら”…新たな1歩を踏み出す本編シーン到着『サタデーナイト・チャーチ』
無名の監督と主演にもかかわらず、映画批評サイト「Rotten Tomatoes」で93%フレッシュ(12月16日現在)という高評価をたたき出し、海外の映画祭でも絶賛された注目作『サタデーナイト・チャーチ -夢を歌う場所-』。この度、主人公ユリシーズが前向きな気持ちを取り戻す歌唱シーンの本編映像が、シネマカフェに到着した。
初監督・初脚本となるデイモン・カーダシスの実体験とリサーチに基づく本作は、セクシュアル・マイノリティであることによるいじめや、家族でさえ自分のことを理解してくれない孤独や疎外感、家出などの辛い現実の一方で、土曜の夜の教会での新たな仲間との出会い、そして恋愛模様も描かれていく。
しかし、物語が進むにつれて主人公ユリシーズには辛い経験が続き、現実逃避をするかのようにミュージカル調に歌い上げる空想も同調して増えていく。その空想は教会で出会う仲間たちにも広がり、彼らのダークな人生の中に光が射す瞬間をミュージカルタッチで描いているのも見どころのひとつだ。
世界的大ヒット中の『ボヘミアン・ラプソディ』や『アリー/ スター誕生』も、音楽が感情を大きく揺り動かすシーンが印象的。