『ボヘミアン・ラプソディ』大ヒットの要因は?クイーンを演じる“ボラプ”ボーイズにも注目
公開10週目を控えてなお、熱狂が続く『ボヘミアン・ラプソディ』。公開9週目となる2019年最初の週末興行収入ランキングでは1位に返り咲き、累計動員数612万人、累計興行収入84.5億円を突破(1月6日現在)。その直後、ハリウッドで行われたゴールデン・グローブ賞ではドラマ部門作品賞とラミ・マレックの主演男優賞の2冠を達成した。
とはいえ「最大のサプライズ」といわれた今回の受賞。これまでの全米各地の映画批評家賞では大概スルーされていただけに、ハリウッド外国人記者クラブ(HFPA)が選んだこの結果は、確かに大逆転といえる。
公開前や公開直後から評論家による賛否両論が巻き起こり、史実に準じていないことやLGBTQ描写などが批判されたが、いざ公開されるや観客から熱く支持されて世界中で大ヒット。ここへ来て映画賞でもグンと存在感を増してきたのは、まさに「クイーン」らしいという声が上がっている。
映画でも描かれる“大衆に愛された”「クイーン」
映画『ボヘミアン・ラプソディ』は「クイーン」のギタリストであるブライアン・メイとドラマーのロジャー・テイラーを音楽総指揮に迎え、『ナイト ミュージアム』シリーズや「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」