『ROMA』フェルミン役俳優、ついに米入国ビザをゲット!オスカー出席へ
今年度の賞レースで数々の賞を獲得してきたアルフォンソ・キュアロン監督の『ROMA/ローマ』。24日(現地時間)の開催アカデミー賞でも作品賞や監督賞など10部門にノミネートされており、特にNetflix作品では初となる作品賞受賞への期待が高まっている。監督、キャスト、スタッフらが勢ぞろいするであろうオスカーだが、キャストのひとりのホルヘ・アントニオ・ゲレーロの出席が危ぶまれていた。メキシコ人のホルヘは、これまで3回もアメリカへの入国ビザが拒否されていたのだ。
ビザの許可が下りず、ゴールデングローブ賞やプレミアなど、たびたびイベントへの出席の機会を逃してきたホルヘ。主役のクレオ(ヤリッツァ・アパリシオ)の恋人フェルミン役を文字通り“全身”全霊で演じただけに、アカデミー賞にだけはみんなで参加したいとの思いが強かったはず。
そしてこのたび、ついにホルヘはビザを手にすることができた。Netflixやキュアロン監督がメキシコの米国大使館に手紙を書くなどして交渉し、ホルヘに一時渡航者用のビザの許可が下りたという。
ホルヘは自身のインスタグラムでオスカーに出席することを報告し、ビザ取得に協力してくれた関係者に感謝の意を綴っている。
(Hiromi Kaku)
■関連作品:
Netflixオリジナル映画「ROMA/ローマ」 2018年12月14日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング開始