【インタビュー】憧れの22歳、ヘイリー・スタインフェルド「私には映画と音楽があった」
彼女が現れるだけで、その場がパッと明るくなる。これぞ、スターの証だ。しかしながら、女優として、シンガーとして、世界中の女の子たちの憧れとして、誰よりもクールな10代を送ってきたであろうヘイリー・スタインフェルド、22歳は、決して特別ではないティーンの等身大を演じ、共感を呼んできた。『バンブルビー』で演じた高校生チャーリーもバラ色の学園生活を満喫中とは言えず、世を拗ねた青春を送っている。
映画と音楽が「開放になっている」
「これまで私が演じてきた役は、それぞれの理由でヒネくれていた(笑)。でも、どの役にも感情移入できたの。そんな中でもチャーリーと(『スウィート17モンスター』の)ネイディーンはちょっと似てるかな。彼女たちは2人とも“自分とは何か?”の問いに向き合っている。
それって、誰もが通る道よね。生まれや環境は関係ない。混乱したり、不安に陥ったりしながら答えを求めて模索するのは私自身も同じだった」。
孤独を抱えるチャーリーは、亡き父と楽しんだ“車いじり”を1人続けながら心の穴を埋めようとする。そのプロセスがやがてチャーリーと謎の地球外生命体を引き合わせるのだが、ヘイリーの場合は「幸運なことに、私には映画と音楽があった」