これぞ映画だ! 木村大作、香川照之ら男泣き 「劔岳が見守ってくれてる」
(Photo:cinemacafe.net)
2007年のクランクインから、立山連峰にて200日を超える日々の撮影を敢行。優に3,000メートルを越える標高での撮影も行われ、そのときの最低体感温度は氷点下40℃という、まさにスタッフ、キャスト陣の苦労の結晶として誕生した『劔岳点の記』が6月20日(土)、ついに全国公開を迎えた。初回上映後には舞台挨拶が行われ、木村大作監督を始め、主演の浅野忠信、香川照之、松田龍平、宮崎あおい、仲村トオルが登壇した。
木村監督は開口一番、映画を観終わったばかりの観客に向け「いま、山を登り、降りてきたみなさんは我々の仲間です!本当に本当にありがとうございました」と力強く呼びかけた。この監督の言葉に会場は感動ムード…と思いきや監督はすぐに「しかし、朝9時半に映画を観に来るという神経が分かりません」と語り、会場は爆笑に包まれた。
主人公の柴崎芳太郎役の浅野さんは「やっと、こうして初日を迎えることが出来て嬉しいです。男としても、俳優としてもいろんなことをこの作品を通じて学びました」と充実した表情で語った。さらに、撮影中に山で監督と語らった思い出を披露。
「夜9時消灯、朝4時起床で山に登るという毎日の中で、自分と向き合う時間が多くなりました。